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ヨーガスートラ講義④ Ⅰ-5~6 サーンキャー哲学

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ヨーガスートラ講義④ Ⅰ-5~6 サーンキャー哲学

ヨーガスートラ講義④ Ⅰ-5~6 サーンキャー哲学

久しぶりのヨーガスートラ講義録のアップです。

最近いらっしゃった生徒さんから

「ヨーガスートラ解説読みました。とても分かりやすかったです。」

とナマの感想をもらったら、がぜんやる気だしちゃいました。

ん。。 ぜんぜんカルマヨーガ的じゃあないなあ。。

 

カルマヨーガ的  バヴァットギーターより 

「執着を捨て成功と不成功を平等のものとみて、ヨーガに立脚して諸々の行為を為せ。

ヨーガは平等の境地であると言われているのだ。」

 

反応があろうが、なかろうが淡々と行為を続けることはとても本当は大事です。

そうならば、自分の行いの動機が「他人の目」でなくなるから、

より行いの選択が「自由」になる。

「好きだから」「楽しいから」を基準に動くことって

わがままみたいに見えるかもだけど

実は仕事を含めた行為の質って、そのほうがぜんぜん上がります。

 

そして、その「楽しい」という感覚。

それがより深みから届いてくるような「楽しい」だと

自然と周囲と調和がとれた感覚と一致してくるものになるから

「誰かのため」とか「組織のため」みたいなリキみもなく

「誰かのためにもなっているみたいだねー。」という行為を

ごく自然にチョイスできるようになるはずです。

 

以上のことも自分に言い聞かせているだけですが

もしかしたら「誰かの役にたつこと」かもしれないですね。

 

ではヨーガスートラ

今回は第一章の5節からどうぞ。

 

 

 

 

ヨーガスートラ講義④ Ⅰ-5~6 サーンキャー哲学

<Ⅰ-5> 

 ヴリッタヤハ パンチャタイヤハ クリシュターアクリシュターハ

チッタの作用には五種類ある。

それらは苦しみを引き起こす(クリシュタ)ものと、

引き起こさない(アクリシュタ)のものとがある。

 

 

前回まではチッタを「構成」からの視点

 ・マナス ・ブッディ ・アハンカーラ で考えていきました。

第一章5節からは、作用・・・つまり「働き方」の視点から

チッタについて学んでいきましょう。

ヨーガスートラ的には、ココロの働き方は全部で「5つ」のパターンに

分けることができます。

そのパターンは大きく分けると二つ。

 

1・苦しみを引き起こすココロの働き方。  と

2・苦しみを引き起こさないココロの働き方。 

   

<Ⅰ-6> 

プラマーナ ヴィパリヤヤ ヴィカルパ ニドラー スムリタヤハ

その5つとは、正しい認識(プラマーナ)、あやまった認識(ヴィパリヤヤ)、

概念化(ヴィカルパ)、睡眠(ニドラー)、そして記憶(スムリティ)である。

 

で、その二つをさらに5つのパターンに分類して、

これから数章にわたって説明されていくのですが。。

その説明の前に、ちょと脱線するけどチッタ(ココロ)への理解。

もう少し深めてみましょうね。

 

 

ヨーガスートラではチッタの働きを

・正しい認識 (プラマーナ)

 ・あやまった認識 (ヴィパリヤヤ)、

・概念化 (ヴィカルパ)

 ・睡眠 (ニドラー)

 ・そして記憶 (スムリティ)  

 の5つに分類します。

こういった分類仕分けは、一つの見立て方というか。。

裏づけに用いられる思想体系によって、他のパターンもたくさん存在するんですね。

仏教や道教 キリスト教 それぞれに、独自の分類があるはずです。

ヨーガスートラの場合、思想体系のバックポーンとして

「サーンキャー哲学」が用いられています。

 

◆サーンキャ哲学◆

この哲学の開祖は、古代インドのカピラ仙人だといわれています。

この人物は『バガヴァッド・ギーター』にも超能力的なヨーガ行者として登場したりする

伝説的な存在。

 

「サーンキャ」という言葉の意味は、「リスト」とか「列挙」 「目録」。

 

科学の世界では、自然の構成要因を突き止めようと、

元素分類から始まって、原子や分子・・クォークなど

極微の次元での存在を探求しますね。

 自然の構成物をすべて分類・目録化していきます。

 

「サーンキャ」もそんな色合いを持っています。

ただし自然科学と大きく異なる点があります。

それは「二元論」と呼ばれる考え方 。

宇宙の構成は究極的にはたった二つの原理に峻別される。

そして2対(つい)の原理うち、一方に探求可能な対象がまとめて収まってしまうと

いうこと。

 

その収まる側の究極原理のことを「プラクリティ」と呼びます。

そして唯一それに属さない、もう一つの原理を「プルシャ」 と呼びます。

 

この言葉は前回考察していきましたね。 覚えていますかな?

下の表を見ながら少しお勉強してみましょう。

 

 

この表はサーンキャの理論を簡単に図式化したものです。

この哲学は、サーンキャ「列挙」という名の意味の通り、

宇宙のすべてを「24のカテゴリー」に分類します。

具現(現れた存在)として認められるカテゴリーは全部で23.

 ・ブッディ(知性) ・アハンカーラ(自己意識) ・マナス(マインド)

・・・これらについては一応見てきましたね。

 

・それに加えて ・5つの感覚器官(目 耳 鼻 舌 身)

 ・5つの行為器官(発生 手 足 排泄 生殖)

・5つの微細元素(色 声 香 味 触)

 ・5大元素(地 水 火 風 空)

 

これが具現、つまり現れた宇宙の全て。

物質 感覚 精神をひっくるめて宇宙を「23のカテゴリー」としてまとめています。

 

そしてその「23のカテゴリー」の源となるものがあります。

それは何かって言うと、3つの異なった質のエネルギー。

ヨーガではグナと呼んでいます。

 

サットヴァ(純粋性) ラジャス(活動性) タマス(非活動性)と呼ばれる

3つのエネルギー。

それぞれ以下のような性質を持っているとされます。

 

・サットヴァ: 純粋、明晰、調和、愛、平和

・ラジャス:  活動性、興奮、情熱、欲

・タマス:   不活発、沈滞、無感応、緩慢、暗

この3つのグナが様々な配合比率の組み合わせをしていく中で、

物質から精神まで「23の領域」が作り上げられます。

 

 

ついてきてる(笑)?

 

そして、じゃあその3つのエネルギーのさらに根源には「いったい何があるのか?」というと、「プラクリティ」と呼ばれる非具現的・・・まだ現されてはいない存在があります。 

 

「23のカテゴリー」の根本だから「根本原質」とも呼ばれます。

 

その「プラクリティ」。 そして「プラクリティ」と対峙し、決して交わることのない、

孤高のホルンのような存在(笑)「精神原理・プルシャ」

これでサーンキャーでいう「24の原理」を全て紹介したことになります。

 

ではサーンキャー哲学では 「宇宙どのように生まれたか?」というと

いまの解説を逆からたどることで説明するんですね。

そこには、まず「精神原理・プルシャ」 「非精神原理・プラクリティ」

だけが存在していました。

 ある日プルシャは、「おや?」っと。そこに自分以外の存在

「非精神原理・プラクリティ」を意識しました。

プルシャの純粋な意識に当てられたプラクリティは、

3つのグナサットヴァ(純粋性) ラジャス(活動性) タマス(非活動性)

という形にうにゃうにゃと変質していきました。

その3つが、さまざまな組み合わせ方をしていく中で、

まずブッディ(知性)が生まれます。

これは「23のカテゴリー」の中で一番サットヴァ性の比率が高いものです。

 あとは下るにつれてラジャス・タマス比率が強くなっていきます。

 

そのブッディ(知性)から、今度はアハンカーラ(私という感覚)が生じます。

ここで道筋は二つにわかれます。 

 ひとつは物質的な展開へ。

とっても微細な物質(色 声 香 味 触)から、

粗雑な物質元素(地 水 火 風 空)まで。

 

もうひとつは精神的な展開。

マナス(マインド・思考)。

その道具としての5つの感覚器官(目 耳 鼻 舌 身)と

5つの行為器官(発生 手 足 排泄 生殖)。

 

はい。これで世界のすべては、そこに出来上がりました。とさ。

 

 

ふう。。おしまい。

 

 

 

んと。。 ぜんぜんピンとこなくて当たり前です。

 

 

そのサーンキャーの宇宙理論ってほんとーかいな? って思うかもしれませんが、

コトバの世界って、ぜんぶ「世界を理解できる程度に単純化するための記号」であって、

世界そのものをマンマに表しているわけではありませんよね。

 

科学でいう元素記号も単なる目印でしょ?  

「H2O」が水のもつ「冷たさ」「潤い」「安らぎ」など

性質の全てを現しきれていなくても「見立て」としてはとっても役に立ちます。

 

 

だからサーンキャーついてもそんなノリで(笑)  

実用的であれば、とりあえず良いのです。 ←あっ。逃げた。

 

どう実用的かって言うと。。

ヨーガのテーマ・・・意識が進むべき方向が分かりやすく示せるんですね。

サーンキャー理論の用語はスートラに出てくる頻度が高いので、

一応知っておくだけでも、テキストの言わんとすることが、

ぐっと分かりやすくなってきます。

 

プルシャ・・・真の自己を見出さない限り、

私たちは「生命とは有限で個別の存在である」という認識し続けてしまう。

 

ゆえにヨーガとは、、チッタ(プラクリティの領域にある自己意識)を

ニローダ(止滅)させるとによって本来の状態。 

つまり真の自己・・・永遠無限の意識の場であるプルシャであると

自覚するための実践である。。。でしたね。

 

プルシャとプラクリティの関係は、まずその程度でもいいから抑えておきましょう。

 

そして、プラクリティが最初に変質した、3つのエネルギー。

 

サットヴァ(純粋性) ラジャス(活動性) タマス(非活動性)

 

この考え方は、ココロの状態の説明から、食べる食物の選び方まで

ちゃんと応用されることになるので覚えておいて損はありません。

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