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ヨーガスートラ講義 第2章46~48 アーサナ

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ヨーガスートラ講義 第2章46~48 アーサナ

ヨーガスートラ講義 第2章46~48 アーサナ

 ヨーガスートラ解説 前回の講義録です。
最近生徒さんから話を聞いたり、
アーサナ練習への取り組み方を見ているときに
 
 
「今ここの章のこと、お伝えしたいタイミングだなー。」
 
って感じてしまうことがとても多いので。
 
第一章講義からはフライングしちゃうけど、先に第二章46-48をUPします。
 
 
第一章の続きは順次上げていきますね。
 
次回の講義 このつづきは1月27日(日)13:00~です。
 
 
 
 

<Ⅱ-46>

スティラスカマーサナム

座法(アーサナ)は、安定した快適なものでなければならない。

 

 

今日はヨガの8支節の3番目 アーサナからです。

ヨーガ用語の中でたぶん「ヨーガ」の次くらいに馴染み深い単語だと思うけど、どうかな?

 

クラスの中でもブリクシャアーサナ(木のポーズ)とかブジャンガアーサナ(コブラのポーズ)とか解説しながらカラダを動かすから

アーサナ=「ヨーガのポーズ」って理解を皆さんもしてるはずです。

 

レッスンの中でする基本的なアーサナや、アクロバティックな雑技団みたいなアーサナまで含めると

アーサナの数ってすごくたくさんあります。

 

ハタヨーガと名前ついているテキストだと、だいたい100種類くらいのポーズは解説しているんじゃないかな?

 

 

 

だからヨーガの根本経典であるヨーガスートラには

アーサナに関して、「詳しい解説たくさん載ってるだろうな。。」と思うかもしれないですね。

 

では実際にヨーガスートラの中で

アーサナについていくつのフレーズが関わっているかというとですね。

実はⅡー46~48までのたったの3フレーズです。

 

<Ⅱ-46>

スティラスカマーサナム

座法(アーサナ)は、安定した快適なものでなければならない。

<Ⅱ-47>

プラヤトナシャイティリヤ アナンタサマーパッティディヤーム

緊張を緩め、心を無辺なるものへ合一(アナンタサマーパッティ)させることによってアーサナは熟達する。

<Ⅱ-48>

タトー ドウヴァンドウヴァーナビガータハ

そのとき行者は、もはや相対的状況(ドウヴァンドウヴァ)によって悩まされることはない。

 

この経典ではアーサとは何か?については

座法・・・安定した快適な座り方。瞑想のための座り方という意味でのみ使われています。

で、それはどんな座り方かっていうと、

じっとしたまま動かないで、快適に長時間キープできる姿勢です。

 

 

 

 

ではさっそく実習しましょう。

本当は一時間くらいしないといけないんだけど、時間がないから10分

 

どんな座り方でもいいので、1ミリもカラダを動かさないつもりで、

あっ 呼吸の動きはいいですよ。

まったく動かないでいてください。どうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

けっこうきつく感じたかな?

 

では今度は逆に仰向け以外できるだけダラダラした姿勢。

いま皆さんが苦痛から解放されたときに無意識にとった姿勢(笑)

5分でいいから1ミリを動かないでキープしてみてください。

 

 

 

・・・・・

もっときつく感じたんじゃないかな?

 

 

 

 

みなさんは有る程度体を整えている経験があるから

10分くらいだと実感わかないかもしれないけど、

一般的には、じっと動かないって、すごくしんどいことと考えますね。

 

法事とか30分程度のお経がすごく長く感じるし、

終わった後24時間分ぐらいの消耗があったりしません?

じっとしていることに耐えられない理由は二つあるんですね。

 

ひとつは物理的にカラダができていないこと。

筋肉や筋が硬かったり、背骨がゆがんでいたりして痛みが出てくるから。

 

もう一つは精神が不安定な人は瞬きが多いとか、

せっかちな人は貧乏ゆすりが止まらないとか

と同じ理由です。

 

カラダとココロがリンクしているから。

ココロが絶えず動き回っているから、カラダを動かさずにはいられない

という理由ですね。

 

8支節の最初の二つ。

ヤマやニヤマが日常的な心の持ち方や行動の規範だったのに対して

ここから先 アサナ プラナヤマ プラティヤハラと続いていく一連の作業は

基本的にじっと座った姿勢で、一人で行います。

 

アサナからプラナヤマまでは、肉体的な操作が関わるけど、

そこから先はもう完全に心の世界で行う作業です。

 

長時間動かずにちゃんと座れるようになる必要性はそのためなんですね。

 

全く動かなくてすむぐらいに安定することで、

外の環境はもちろん、自分自身の肉体にも煩わされることなく内的作業

・プラティヤハラ・ダーラナ・サマーディに没頭できるような状態を準備できるようになります。

 

それがヨーガスートラで説明されているアーサナのこと。

あとでヨガの伝統的な座法・・古典的な意味でのアーサナをいくつか紹介するけど、

ここまではいいかな?

 

 

じゃあ普段僕らがやっている体操のようなアーサナとは何なのでしょう?

 

じつはアーサナという言葉が

様々なヨーガのポーズという意味で使われだしたのは、

もっとずっとあとの時代に入ってからなんですね。

 

長時間動かない座りっぱなしの姿勢を保つと、普通カラダがパキパキになります。

最初は瞑想の後のクールダウン的な意味で背骨を伸ばすとか、

手足をぶらぶらさせるようなことをしていたんだと思います。

 

ところがカラダをいろんな形で動かしていくうちに、

行う動作によって消化器や循環器などの生理的システムが整うとか、

エネルギーのバランスが落ち着いて心が静まりやすくなるとか

いろんな効果を体験することになった。

 

そうすると、これは座った後ではなく、

前にやっておくほうが、同じ内的作業に入るのでも効率がいいんじゃないかってことで、

長く組めるようなカラダ作りをしていきましょう

って発想からきたのが体操的なアーサナですね。

 

 

 

逆立ちやねじりの姿勢など

カラダを使うヨーガを全面的に取り上げている経典は代表的なものを列挙すると

 

・ハタヨーガプラディピカー

・ゲーランダサンヒター

・シヴァサンヒターなど。

 

これらの経典は15~7世紀ごろ、インドの各宗教の密教化という流れの中でにまとめられたもので、

ここからハタヨーガが誕生します。

 

今現在に世間で一般的に認知されているヨーガ。

僕たちがやっているようなカラダを動かすやり方のヨーガは、

パワーであれホットであれ、全部ハタヨーガを原点にしているのですね。

 

 

 

 

 

これらの経典、例えばハタヨーガプラディピカーでは

全4章のうち、第一章(1~67)までをアサナをメインに。

第二章(1~78)をプラナヤマの解説にたっぷり当てています。

 

アーサナやプラナヤマの練習は、

座るための準備という意味を離れたところでもいろいな恩恵があります。

 

カラダ的なことに絞れば、ご飯がおいしく食べられる

ぐっすり眠れる

体重が絞れる

なんか若くいられるとか。。

 

どれもまあ嬉しいことです。

でもいつのまにか、というようも最初からそれを目的にヨーガをするのは

ちょっともったいないわけです。

 

 

ココロの浄化や解放といったことがヨーガの本筋にあるんだけど

ハタヨーガってカラダに関する好ましい結果が分かりやすく現れます。

そのため目に見える恩恵に囚われ易く、本質を見失いがちになります。

 

 

 

僕たちが引っかかるのはこういった次元だからまだ可愛げあるんだけど。

 

もっとハードに修行するタイプの人は

スートラの第三章で取り上げているようなシッディ いわゆる超能力的なことですね。

 

過去や未来を知る能力とか

他の生き物と話をする能力

透明人間になる能力(笑) 

 

みたいなことに囚われてしまう。

 

「俺ってスゴイ!!」とエゴが増大していってけば、

どんどんヨガの目的から遠ざかっていきます。

 

だから、これら後期経典では、ハタヨーガの位置づけを一応明記しています。

 

ハタヨーガプラディピカーでは

<1-1>ハタヨーガは高遠なラージャヨーガに登らんとするものにとって、すばらしい階段に相当する。

というようにラージャヨーガのための、つまり瞑想のための準備というスタンスを守っています。

 

また同じ経典の<4-79>に

ラージャ・ヨーガを知らないで、もっぱらハタ・ヨーガだけを行ずる人たちのことを

われは、努力の効果を逸した人たちだというのである。

 

とありますが、

要するに色鉛筆の手入れだけはしっかりやるけど絵を描いたことがないとか、

アウトドア用品をばっちりそろえて家の中にひきこもっているような

もったいないことはやめましょうね。

 

ハタヨーガで、準備が整ったら、ラージャヨーガの8ステップのその先をどんどん進んでいきなさい。

ってことですね。

 

<Ⅱ-47>

プラヤトナシャイティリヤ アナンタサマーパッティディヤーム

緊張を緩め、心を無辺なるものへ合一(アナンタサマーパッティ)させることによって

アーサナは熟達する。

 

このスートラでは、どうすればアーサナは熟達するのか。

安定した快適な状態で座れるかについて説明をしてます。

 

読んだときに、僕は「え?ちょっと待ってよ。」て感じたのだけど皆さんはどうかな?

 

アサナに熟達するためには緊張を緩めて、ココロを限定のない存在に合一させることですよ。

そうすれば快適に座ることができますよ(笑)

 

アナンタ この言葉は無辺 形のない 限界のない 永続性のニュアンスです。

 

ヴィシュヌっていう 創造維持破壊のうち維持をつかさどるインドの神様がいます。

彼はふかふかの太った蛇を寝床にしてくつろいでいるんだけど、その蛇の名前もアナンタです。

 

サマーパッティは、第一章で散々出てきましたね。合一とか一体感。

 

 

高みに到達しようと決意して段階を踏む場合、普通どのように考えますか?

 

安定した快適な座り方を完成させていくことで、

そのうち、アナンタサマーパッティなどという大仰な状態にいつかたどり着けるんじゃないかな~?

たどり着けるかもしれない。。

 

っていうふうに考えませんか?

 

でもここでは逆のほうから言っている。

アナンタサマーパッティが得られれば、快適に座ることができるんだよ。

 

「サマーディを得るためにちゃんと座ることについて教えてくださいっ」

て尋ねたときに

「リラックスしてサマーディを得ればちゃんと座れるようになるよー。」

って答えが返ってきているんですね。

 

 

これって訳のモンダイじゃないかと思って、他の訳もいろいろあたってみたんだけど

 

そのような座り方は、緊張をゆるめ、心を無辺なるものに合一させることによって得られる

<ヨーガ根本経典>

 

自然な性向である落ち着きのなさを減じ、無限なるものに瞑想することによって、アーサナは習得される。

<インテグラルヨーガ>

 

インターネットで拾った英文でも

This happens when bodies natural tendencies are guided with discipline while connecting to infinite intelligence through meditation

 

でね。これってどういうことだろう?ってけっこう悩みました。

 

けっこう悩んだ後に「あれ?」って気づいたことは

ここで悩むことがスタート地点じゃない意識の人たちも

いっぱいいるのかもしれないってこと。

 

ていうか、ここで悩むこと自体が、

恥ずかしながら物質世界の法則に囚われてしまっている意識の象徴だったてこと。

 

 

一人の少年が、聖者さんをたずねていって瞑想について尋ねます。

聖者さんは答えます。

「リラックスして心を無限な存在に溶け込ませてごらん?」

すると少年はそのまま3日くらい座りっぱなしの禅定に入っちゃった。

これはチベットの高名な聖者さんを尋ねた少年の有名なエピソードです。

 

僕たちが、、僕だけかもしれないけど(笑)、

「無辺なるものとの合一」って聞いたときにアタマを悩ませてしまったのは、

「無辺なるもの」というイメージをぜんぜん持っていないから。

 

よく無辺なるものをイメージする手助けとして

海や空、砂漠や宇宙にいて想像を張り巡らせることが勧められます。

 

広大無辺なものに想いをはせるだけで、気持ちがバーって拡がってしまう。

ってことを、できる人はすっと出来ちゃいます。

でも出来ない人はとことん出来ません。

 

イマジネーションでだめなら。。と実際に大自然の中に出かけていっても、結果が出てこない。

 

では、なぜそれが出来ないのかというとですね。

日常の自分を抱えたままでいるから。

今日の体調

自分の立場

過去の記憶

未来への希望や不安

 

といった「無辺なるもの」以外のこと。

有限なるものと合一しまくっているからなんです。

 

心を無辺なるものに合一させる

こういった瞑想に一発で入ることができるのは、自分の内側にも広大無辺を認識できる人。

ようするに心の中が整理されてスペースが確保されている人に限られるんじゃないかと思う。

 

または子供のように最初から整理する必要のないほど入っている材料が少ないかどっちか。

 

 

 

赤ちゃんといると、誰でもくつろいだ気分になれると思います。

その理由は、アルファー波がどうこうではなくて

赤ちゃんのインナースペースはまだ空間だらけだから。。

 

雑多な意識で固まっている大人にとっては、その空間が意識のお休み処になるんですね。

 

逆にストレスが限界を超えちゃった人のそばって鉄の匂いがします。

なんでかな?って思ってたけど、

意識も固まってくると物質の要素が強くなってしまうのかもしれないですね。

 

もし自分の内側にスペースがあれば、広大無辺に感応することは難しくないでしょう。

似たものは引き付けあうから

広大無辺のほうから、インナースペースに磁力を働きかけてきます。

 

英文のほうでThis happens

アーサナの完成をハプニング。

それは「向こう側から起こる」と表現されているのはそういった理由からです。

 

それに対して、アタマの中がいつも一杯な人は、この手のことをやろうとすると非常に苦労してしまう。

 

 

8支節の順番ではヤマ・ニヤマの次にアーサナがきていますね。

 

思い出してほしいのは、ヤマ・ニヤマ全ての項目が

自我を強化していくベクトルと反対の方向を向いていたってこと。

暴力も、嘘も、盗みも自分中心の視点以外からでは意味をもたなかったってこと。

 

自我からの損得に縛られてにっちもさっちも行かない心。

その偏りをほぐして、内側が十分に整備されてたならば、

無辺なるものとの合一のためにはもうそれほど努力をする必要もなくなります。

 

適切な環境が与えれば種が芽を出すことと同じぐらい、アーサナの熟達は自然に起こるのですね。

 

ヴィパッサナ瞑想を指導される方が

「慈悲の次元に立たないと呼吸を観察することはまったく意味がない。」とおっしゃったりとか、

野口整体で、テクニック云々よりも天心で手を当てることを基本にしているのを見て、

段階をすっ飛ばしていきなり奥義から入っているような印象を持ってしまったことがあったんだけど、

それは単にこちらのほうが

内側から十分に整備するという「基本」をすっ飛ばして生きてきたからにすぎないんですね。

 

 

雑多な意識の持ち主がスペースを作るためにはどうすればいいか?答えは簡単です。

 

基礎に却って「ヤマニヤマからこつこつ取り組みましょう。」ってことが正論になります。

 

でも残念ながら正論だけでモチベーションが維持できるほど僕たちは純粋じゃあないので(笑)

ちょっとしたテクニックに必要性をもとめてしまいます。

 

 

 

さっきハタヨーガはヨーガの密教化の流れで生まれたってったけど。

密教って横文字にするとタントラ。

聞いたことあるかな?

 

どういうことかっていうとと要するにテクニック・・・技法体系を前面に押し出しましたってこと。

もちろんもっと深い意味はあるんだけど。

 

なんだけど、タントラは反対方向からの視点を遠慮なしに使って行きます。

 

スートラの視点だと、ここアサナの箇所から見るように、

ココロの状態の結果として事象が具現化する方向のノリです。

意識のほうがが実体。現象はその影。影は実体の動きについてくるだけ。

 

ココロがおちつけば自然に座り方は完成する。

その過程を少し注意深く観察てみれば

ココロが落ちつくと、プラーナの流れが清らかになって、体がくつろいいだ。 よって安定した座り方になった。

 

と理解できます。その理解から、

ならば、座り方を工夫することでプラーナの流れを安定させて、その結果意識を安定させることもできるはず。。

という逆方向からのアプローチ。

 

目に見えやすい世界からのアプローチが同然生まれてくるわけです。

 

さらにプラーナの状態によって、狭い範囲に集中に適した状態、広い範囲を明瞭に認識しやすい状態など

安定した意識状態を深めて幅を拡げる。というテクニック面が強くなってきます。

 

パドマアサナ シッダアサナ ヴァジュラアサナなど座り方だけみても、足の組み方、手の組み方等いろいろあります。

あとで実習するけど、それぞれの形が導くエネルギーの流れは違うから、実際にココロの状態も座り方変えると変化するんですね。

 

 

 

<Ⅱ-48>

タトー ドウヴァンドウヴァーナビガータハ

そのとき行者は、もはや相対的状況(ドウヴァンドウヴァ)によって悩まされることはない。

 

 

そしてアーサナが熟達したときに、

僕たちはもはや相対的状況(ドウヴァンドウヴァ)によって悩まされることはない。

 

相対的状況というのは、

まず座っているときの痛みであるとか、眠気であるといった誰でも経験したことの有る初歩的なモンダイ

 

また暑さや寒さ。騒音といった外の環境の影響もそうですね。

 

それに思考ですね。はやく終わんないかなーとか、お腹すいたなーとか、考え事がとまらないとか。

そういったことから解放されて、一時間の座禅があっという間に感じてしまうようなとてもいい状態に入るわけです。

 

 

じゃあ、これから実習に入りますが、今回一番理解してほしいことね。

 

ここってなかなか説明しずらいところなんだけど、なんとなくでいいので気づいてほしいのは

僕たちの意識の持ち方って、本当はあべこべになっちゃっているってこと。

わざわざ変化に乏しい次元を中心に物事を取り組んでいるせいで、

しなくてもいい苦労をしているってこと。

本当は心の世界ほうから変えていくのが一番簡単なんだってこと。

 

気功をやっている友人が「考えたことがどんどん実現していってしまう。」

なんてことを言っていたんだけど、

気という物質よりも精妙な世界に意識がフォーカスし続ける訓練をしていれば

彼にとっての現実とは物質世界よりも気の世界のほうがリアルになります。

 

気の世界、ヨガでいうプラーナの世界は、当然物質の世界よりも自由度が高いし、上位に来ています。

だかそちらの世界に影響をうまく落とせば、現実にもそれがぱっと現れてきてしまいます。

パンチャコーシャ。ヨガの5つの次元って覚えてるといいんだけど、

プラーナの世界は物質の世界と意識の世界の橋渡しです。

 

だからココロを整えたならカラダも落ち着きますよ。  

というのは本来ならば、当たり前すぎるくらいに当たり前です。

 

でもテクニックばかりに目が行ってしまうと、

「カラダを落ち着かせれば心がおちつく」という視点。

つまり物質世界に依存した視点からしか取り組めなくなってしまいます。

 

さっきの僕の例がそうだったように

緊張を緩め、心を無辺なるものへ合一(アナンタサマーパッティ)させることによってアーサナは熟達する。

の「当たり前さ」が見えなくなってくる。

 

大乗仏教で「仏性」

自分のなかの仏の性質を説くのは、最初の立ち居地が大事だからです。

 

アタマの働きの鈍い某や、性格のワルい某といった立ち居地は確かに謙虚に見えるんだけど、

そこからだと見えないというより、「見ようとしない」世界ってあまりにも大きいんです。

 

誇大妄想はもちろん困り者なんだけど、根っこの部分に安心をもつこと。

ヨガでいえばアートマンの質に対する信頼みたいなもの。

 

本来の自分とは、物質的な束縛やしがらみからは解放された自在な意識である。

ここからのほうが、結果として近道です。

 

自我とは認識のパターンだって言っちゃったけど

認識の視点がどこにあるかによって現実は変わってきます。

 

自分の価値観、

好みや選択の仕方、

どんなことで嬉しいか、

どんなときに悲しいのか

等を、できるだけ客観視する機会を増やしてみてください。

 

そうすれば自分がとんな現実を創っているのかが見えくる。

 

また逆に言うのならば、自分を取り巻いている現実をごまかさないでよく見てください。

そうすれば自分のココロがどんなモンダイを抱えているのかがわかってきます。

 

それが見えるということは、ほんの少しだけ今よりも精妙な世界の視点に立てたということです

 

ちょこっと視野が変わること。

無辺なるものとの合一も、青空の視点も天心も、そこがスタートラインです。

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